国連環境計画が管理するアフリカ・ユーラシア渡り性水鳥保全協定(UNEP-AEWA)主催の国際調整会合がドイツのボンで開催され、エジプトとリビアにおけるカスミ網猟など違法な鳥類捕獲の撤廃に向けた行動計画が合意された。今後、データの検討を行うなど、各国政府、NGO、専門家らが協力して取り組むことになった。両国の地中海沿岸地域における渡り鳥等の猟は、国際的にも懸念されており、多くの規制枠組みがあるにも関わらず、適切な対応が行われていなことが課題となっている。合意された行動計画には、違法捕獲の規模、影響、社会経済・法的側面などに関する知識の向上、効果的な法律や規制の整備および適切な実施、地方自治体、NGO、地域社会の能力開発、などが盛り込まれた。エジプト政府は、国際的パートナーと協力し、データの収集や国内法での規制強化を目指すとともに、伝統的に収入源として狩猟を行っている地域に対しては、住民と協力してこれに代わる生計活動を見出していく必要があるとしている。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 渡り鳥 | リビア | 行動計画 | 国連環境計画 | UNEP | 地中海 | 鳥類 | AEWA | エジプト |
関連ニュース |
|