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 アメリカ海洋大気庁、2018年の大西洋ハリケーンの活動予報を下方修正

発表日:2018.08.09


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2018年ハリケーンシーズン中の大西洋ハリケーンの活動は2018年5月の当初予報ほど活発にならないと予報を修正した。活動が平年を下回る可能性は当初の25%から60%に高まり、一方で平年並みの可能性は30%、平年を上回る可能性は35%から10%に低下した。エルニーニョの可能性、熱帯大西洋とカリブ海の海表面の低温、ウィンドシアの激化、空気の乾燥化、大気の安定化がハリケーンの発達を抑えている。今季中に発生を予測される風速約17メートル以上の命名暴風雨9~13個の中から4~7個が風速約33メートル以上のハリケーンに発達し、うち0~2個が風速約49メートル以上の重大ハリケーンとなるという。今季はこれまでにハリケーン2個を含む命名暴風雨4個が発生した。平均では6カ月のシーズン中に発生する命名暴風雨は12個、その中から重大ハリケーン3個を含むハリケーン6個が発達する。以上の予測はハリケーンの上陸予報ではない。シーズンは最盛期へ向かっており、なお注意が必要である。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境 大気環境
キーワード アメリカ海洋大気庁 | エルニーニョ | カリブ海 | 大西洋ハリケーン | 熱帯大西洋 | ウィンドシア
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