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 世界の海面温度、7月は記録的なレベルに

発表日:2009.08.14


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)国立気候データセンターの分析によると、2009年7月の海面温度が、7月の記録としては1998年の記録を破り、観測史上(1880年以降)最高となったことが明らかになった。また、地表面と海面をあわせた平均気温も、観測史上5番目に高かった。この他、注目すべき点として、1)7月の間、太平洋赤道域でエルニーニョ現象が続いていたこと、2)多くの大陸の幅広い地域、特に欧州、北アフリカ及び北米西部の大半で、平均より2~4℃気温が高かったこと、3)南米南部、カナダ中部、米国東部、東アジアや西アジアの一部では、平均より気温が低く、特に米国東部、カナダ中部、南米南部では平均より2~4℃気温が低かったこと、4)北極の海氷面積は、平均880万km2で、1979~2000年の平均値を12.7%も下回り、7月としては観測史上3番目に少なかったが、南極海の海氷面積は同時期の平均値を1.5%上回ったこと、などが挙げられている。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境
キーワード NOAA | 南極 | アメリカ海洋大気庁 | エルニーニョ | 海面温度 | 北極 | 海氷
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