アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2019年の大西洋ハリケーン期について8月中旬から10月まで活発だったと報告した。命名された暴風雨が18個発生、うち6個がハリケーンに、更にそのうち3個はカテゴリー3以上の大型ハリケーンに発達した。観測史上4年連続で平年より活発となったのは1998~2001年に続き2回目で、メキシコ湾で発達した熱帯低気圧の数も2003年及び1957年と並び過去最高の5個だった。アメリカに上陸した大型ハリケーン「ドリアン」は風速185mphを記録、大西洋海盆で史上2位タイの強いハリケーンとなった。ハリケーンの活性期は大西洋数十年規模振動の温暖期とほぼ一致し、特に今期活発だったのは、西アフリカモンスーンが強かったこと、大西洋の水温が高かったこと、西大西洋・メキシコ湾一帯で垂直ウィンドシアが弱かったこと等が要因だという。NOAAは暴風雨の予測や調査のため、航空機によるハリケーンの観測データ収集や被災地の航空画像撮影、自律型無人潜水機による海水温・塩度データ収集等を行った。
情報源 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) メディアリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) |
分野 | 地球環境 大気環境 |
キーワード | アメリカ海洋大気庁 | 海水温 | ハリケーン | 熱帯低気圧 | 大西洋ハリケーン | 大西洋海盆 | 観測データ収集 | 航空画像撮影 | 自律型無人潜水機 | 塩度データ収集 |
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