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 世界気象機関、2018年末までにエルニーニョが発生する確率は70%と予測

発表日:2018.09.10


  世界気象機関(WMO)は、2018年末までに70%の確率で弱いエルニーニョが発生すると予測した。2015~2016年のエルニーニョほど強力ではないが一定の影響が予想され、2018年11月~2019年1月にかけて熱帯太平洋の中東部の海面温度は平均より0.6~1.2℃高くなると見込まれている。ラニーニャが発生する可能性はほぼない。WMOによると、気候変動によってエルニーニョとラニーニャの従来の動態と影響が変化している。2018年初頭のラニーニャの冷却効果は温暖化傾向を抑えるには至らなかった。2018年4月以降はENSO中立(エルニーニョでもラニーニャでもない)状態だったが、2018年5~7月は地球の大部分で平年より高温の傾向が続き、欧州北部の記録的高温や、日本、インド、東南アジアの洪水などの極端気象も発生した。2018年9~11月は、東アジア、太平洋地域、中央アメリカ、カリブ地域で低降雨の状態が続くと予想されている。

情報源 世界気象機関(WMO) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 世界気象機関(WMO)
分野 地球環境
キーワード 気候変動 | 世界気象機関 | エルニーニョ | ラニーニャ | 冷却効果 | 極端気象 | 温暖化傾向 | 記録的高温
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