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 世界循環経済フォーラム、循環型経済を実現する生産方法を協議

発表日:2018.10.23


  国連環境計画(UNEP)は、横浜で開催された世界循環経済フォーラム2018で、循環型経済を促進する生産方法について協議されたと報じた。UNEPが設立した資源管理問題の専門家グループ「国際資源パネル」の報告書によると、工業製品の製造方法と耐用年数後の処理方法の再考は環境、社会、経済面の利益を生むという。報告書では、自動車部品、大型作業機(掘削機など)、工業用印刷機の生産部門を検証。これらの製品を再製造、改修、修理、直接再使用して価値を維持することで、産業廃棄物を80~99%削減、温室効果ガスも79~99%削減できると分析している。現在、世界人口の3分の2が都市で生活している。都市化は中産階級の増加とともに消費財の需要を増加させ、20世紀はそれ以前に比べ、34倍の建築資材、27倍の鉱石・鉱物、12倍の化石燃料を採取した。価値を維持するプロセスの導入は、グリーン雇用の創出、経済成長の促進、生産コストの削減、新市場の拡大、製品の低価格化など、政府・産業・消費者のすべてに利益をもたらすという。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 温室効果ガス | 産業廃棄物 | 国連環境計画 | 国際資源パネル | 循環型経済 | 世界循環経済フォーラム
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