欧州委員会は2009年7月22日、工業用モーター、サーキュレーター、テレビ、冷凍・冷蔵庫のエネルギー効率を改善する4本のエコデザイン規則を採択した。この規則では2020年までに毎年190TWhの省エネにつながるエネルギー効率化基準を導入。これはスウェーデンとオーストリアの年間エネルギー消費量の合計に等しい。モーターに関する規則では、産業用設備のほとんどの電気モーターに対してエネルギー性能に関する基準を定め、常に最大出力で駆動するのではなく、実際に必要な出力に調整する「可変駆動装置」の使用を奨励する。また、サーキュレーターに関する規則では、暖房を適切に調整できるようコンピューター制御された製品が市場に流通するように誘導。さらにテレビ、冷凍・冷蔵庫に関する規則では効率のよい製品だけが市場に出回るようにする。各規則により、2020年までに、モーターについては年間約135TWh、サーキュレーターについては年間25TWh、テレビ及び冷凍・冷蔵庫については年間約30TWhの節電が可能になるという。
情報源 | 欧州委員会 プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州委員会 |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 省エネルギー | 欧州委員会 | EU | エネルギー効率 | エコデザイン | テレビ | 暖房 | モーター | サーキュレーター | 冷蔵庫 |
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