アメリカ環境保護庁(EPA)は、2018年にアメリカ本土の発電所から排出された大気汚染物質の暫定値を公表した。発電量は前年比で5%増加したにも関わらず、窒素酸化物(NOx)排出量は4%減、二酸化硫黄(SO2)は6%減だった。二酸化炭素(CO2)排出量は0.6%増加した。発電所からの大気汚染物質排出量は長期的に減少傾向にあり、1990年比でNOx排出量は84%減、SO2は92%減だった。1970~2017年に、アメリカの経済は260%以上成長し、人口も増加したが、国家環境大気質基準で規制している主要汚染物質6種の総排出量は73%減少した。過去10年間にSO2濃度は75%以上低下し、2011年以降で発電所のCO2排出量は約20%減少した。越境オゾンに対処するためNOx排出を規制している発電所では、夏のオゾン増加期のNOx排出は2016~2018年に20%以上減少した。EPAの発電所排出傾向ウェブサイトでは、2018年の最新データを含め、排出量の変化がグラフで示されている。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース 発電所排出傾向 |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 大気環境 |
キーワード | 窒素酸化物 | 二酸化硫黄 | 二酸化炭素 | オゾン | アメリカ | アメリカ環境保護庁 | 発電所 | 大気汚染物質 | 大気汚染物質排出量 | 国家環境大気質基準 |
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