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 アメリカ環境保護庁、2019年の発電所からの大気汚染物質排出量は大幅減と速報

発表日:2020.02.19


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、2019年のアラスカを除く本土48州の発電所からの大気汚染物質排出量に関する暫定データを公表し、大幅な減少がみられたと報告した。データによると、二酸化硫黄(SO2)は前年比23%減(1990年比では94%減)、窒素酸化物(NOx)は同14%減(1990年比では86%減)、二酸化炭素(CO2)は同8%減、水銀は同13%減であった。同様にオゾンシーズンのNOx排出量も前年比13%減少した。1995年に酸性雨プログラム(ARP)が開始されて以降初めて、SO2とNOxの年間排出量がともに100万トンを下回ったという。同国では国家環境大気質基準(NAAQS)で規制されている6つの主要汚染物質(地表オゾン、粒子状物質、一酸化炭素、鉛、SO2、二酸化窒素)の2017年の総排出量は1990年比で52%減少し、また、過去10年間でSO2濃度は75%以上減少している。なおEPAの最新報告によると、発電所からの温室効果ガス(GHG)排出量は2011年比で約20%減少している。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) ニュースリリース 酸性雨プログラムについて 国家環境大気質基準(NAAQS)の基準となる6つの主要汚染物質について
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 大気環境
キーワード 窒素酸化物 | 二酸化硫黄 | 二酸化炭素 | 温室効果ガス | 水銀 | アメリカ環境保護庁 | 発電所 | 大気汚染物質排出量 | 国家環境大気質基準 | NOx排出量
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