世界資源研究所(WRI)によると、ラテンアメリカ・カリブ地域の17か国は2050年までに炭素中立を実現するため土地回復の取組を拡大すると約束した。土地回復イニシアティブ「Initiative 20x20」を通じ、劣化した土地を回復させ、森林保全と両立した農畜産業を確立することで、炭素排出削減と農業生産性の向上を目指す。食糧や材木に対する世界の需要が急増するなか、主要な供給国であるラテンアメリカ・カリブ諸国が持続可能な土地利用を実現することは地球の健全性にとって重要である。「Initiative 20x20」は2014年に立ち上げられ、2020年までにこの地域で2000万ヘクタールの土地を回復させることを当初の目標としていた。すでに104事業が立ち上げられ、1400万ヘクタールの土地回復に取り組んでいる。国連環境計画(UNEP)によると、同地域で炭素中立を達成するには2億5000万ヘクタールの土地を回復する必要があるという。同イニシアティブでは、この目標は高いが科学技術の利用や政策の変更で達成は可能だとしている。
情報源 | 世界資源研究所(WRI) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | 世界資源研究所(WRI) |
分野 | 地球環境 自然環境 水・土壌環境 |
キーワード | 森林保全 | 世界資源研究所 | 国連環境計画 | 農業生産性 | ラテンアメリカ | カリブ | 炭素中立 | 土地回復 | 農畜産業 | 炭素排出削減 |
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