世界気象機関(WMO)は、WMOとコペルニクス気候変動プログラムのデータに基づき、2019年7月の世界の気温は、史上最も暑い月であった2016年7月と同水準か若干上回る見込みだと報告した。また2015~2019年は最も暑い5年間になると予想される。2019年7月は特にヨーロッパを熱波が襲い、パリの42.6℃を初めとして各地で軒並み史上最高気温を更新した。北極圏では森林火災と大規模な氷の融解が起きている。これまでの過去最高だった2016年7月の高温は強力なエルニーニョ現象が大きな要因であったが、今年の熱波は強いエルニーニョの影響下で起きたものではない。人間の活動が引き起こす気候変動が熱波の頻発化、長期化、激甚化に拍車をかけているとの報告が、様々な国や機関から出されている。WMOは9月の国連気候行動サミットに2015~2019年の気候の現状に関する報告書を提出する予定であり、気温の上昇を抑えるための早急な行動が必要だとしている。
情報源 | 世界気象機関(WMO) ニュース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 世界気象機関(WMO) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 気候変動 | 世界気象機関 | 熱波 | 森林火災 | エルニーニョ現象 | ヨーロッパ | 最高気温 | 国連気候行動サミット | コペルニクス気候変動プログラム |
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