欧州化学物質庁(ECHA)は、REACH登録化学物質の中で特にリスクが懸念される物質を選択して評価する欧州共同体ローリング行動計画(CoRAP)の2020~2022年次の計画案を発表した。トリス(ペルフルオロプロピル)アミン等、前計画から引き継ぐ67物質に新規のリン酸トリス(イソプロピルフェニル)等7物質を加えた74物質を評価する。2020年に14物質、2021年と2022年に60物質を評価予定である。各物質の当初の懸念としては、広範な使用、労働者の曝露、PBT特性(難分解性、生物蓄積性、有毒性)、内分泌かく乱性、発がん性、変異原性、生殖毒性等があげられている。2020年の評価予定物質で登録一式文書(ドシエ)の更新が必要な場合には、2020年3月までに更新しなければならない。ECHAは、評価対象物質の登録者に対し、関係登録者と協調して評価当局と連絡をとるように要請している。川下使用者も所有情報を見直し、登録者に知らせる必要がある。新CoRAPは2020年3月に採択、発表の予定である。
情報源 | 欧州化学物質庁(ECHA) ニュース CoRAP 2020–2022(PDF) |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州化学物質庁(ECHA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 欧州化学物質庁 | REACH | 発がん性 | 変異原性 | 生殖毒性 | 内分泌かく乱性 | 欧州共同体ローリング行動計画 | トリスアミン | リン酸トリス | PBT特性 |
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