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 欧州化学物質庁、REACH規則に基づく物質評価計画(CoRAP)を公表、評価を開始

発表日:2012.02.29


  欧州化学物質庁は、REACH規則に基づく初の物質評価計画(CoRAP)を公表した。CoRAPには、今後2014年までの3年間に評価する90の化学物質のほか、各物質の評価担当国、実施年次、リスクが懸念される理由(PBT(難分解性・高蓄積性・毒性)、内分泌かく乱性、発がん性、変異原性等の有害性に加え、消費者使用等の曝露要因)が記載されている。今回発表された90物質のうち、2012年には17ヶ国が36物質を評価するという。指定された加盟国は、今後1年間で指定物質の評価を行い、評価の結果、必要であれば、さらに詳細な情報の提出を登録者に要請する手続きに入る。REACH規則では、登録された化学物質のうち、人の健康と環境へのリスクが懸念される物質についてはEU加盟国が評価しリスクを明確化することになっている。CoRAPは、1年目の評価が終わると、2年目に設定された物質が順次繰り上がり、新情報等を加味し更新されるという。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース CoRAP物質リスト(PDF) REACH物質評価ファクトシート(PDF)
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | 内分泌かく乱 | 欧州化学物質庁 | REACH | 発がん性 | 変異原性 | PBT | リスク評価 | CoRAP | 物質評価計画
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