欧州化学物質庁(ECHA)は、「高懸念物質」に指定する可能性のある物質として、15種類の化学物資を提案し、意見の募集を開始した。これらの物質は、EU・欧州経済地域諸国、欧州委員会から提案されたもの。意見募集期間は2009年10月15日までで、寄せられた意見は、ECHAの加盟国委員会に提出され、これらの物質を高懸念物質に指定するか検討する際に考慮される。同委員会が同意した場合、これらの物質は候補リストに掲載され、その後、REACH規則に基づく認可対象物リストに掲載される可能性がある。今回、提案された15物質のうち、発がん性・変異原性・生殖毒性物質(CMR)とされたのはアクリルアミド、フタル酸ジイソブチル、クロム酸鉛等9種類。難分解性・生物蓄積性・毒性物質(PBT)とされたのは、アントラセンオイル等5種類。さらに、CMR、PBT両方の性質があると考えられる物質としてコールタールピッチが挙げられている。
情報源 | 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース(PDF) |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州化学物質庁(ECHA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH | 高懸念物質 | 発がん性 | 変異原性 | 生殖毒性 | 難分解性 | 生物蓄積性 |
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