2010年6月18日、欧州化学物質庁(ECHA)は、認可対象化学物質の候補となる高懸念物質(SVHC)リストに8物質を追加することを、加盟国委員会の全会一致で決定した。これにより、候補物質の総数は38になった。今回の追加8物質は、発がん性があるとされたトリクロロエチレン、生殖毒性があるとされたホウ酸、四ホウ酸二ナトリウム無水物、七酸化四ホウ酸二ナトリウム水和物、発がん性・変異原性・生殖毒性があるとされたクロム酸ナトリウム、重クロム酸アンモニウム、重クロム酸カリウム、発がん性・変異原性があるとされたクロム酸カリウム。これらの物質を認可対象物質リストに収載するかどうかの決定は、REACH規則の規定に従い、所定の手続きにのっとって行われる。なお、この8物質の候補リストへの掲載に伴い、企業は一定の法的義務を負う可能性がある。これらの義務は、候補化学物質自体、ならびに混合物及び成形品にも適用され、その概略はECHAのウェブサイトで閲覧できる。
情報源 | 欧州化学物質庁 プレスリリース(PDF) |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州化学物質庁(ECHA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 化学物質 | 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH | 高懸念物質 | 発がん性 | 変異原性 | 生殖毒性 | SVHC |
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