ベトナム商工省(MOIT)電力・再生可能エネルギー局とデンマークエネルギー庁は、エネルギー部門における提携の成果として「ベトナムエネルギー展望2019年版」を公表した。これによると、ベトナムは2050年までにCO2の年間排出量を既存の計画よりも3億7000万トン削減できる可能性がある。同国のエネルギー消費量は2050年までに3倍に増える見通しだが、大規模な投資を行って省エネを強化したり再生可能エネルギーを最大限に導入したりすることで費用対効果の高いかたちで大幅なCO2削減が実現するなど、経済成長と両立させつつ環境配慮型のエネルギーシステムへの移行を加速できるという。報告書は、ベトナムのエネルギーシステムの今後について5つのシナリオを検討し、2030年までに温室効果ガス(GHG)を8%削減するというパリ協定の国別約束の目標も達成できる可能性があると分析している。両国の提携は、パリ協定の目標と持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けてベトナムを支援する目的で2013年から開始されている。
情報源 | デンマークエネルギー庁 ニュース ベトナムエネルギー展望2019年版(PDF) |
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国・地域 | デンマーク |
機関 | デンマークエネルギー庁 |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | CO2 | 温室効果ガス | エネルギーシステム | エネルギー消費量 | SDGs | デンマークエネルギー庁 | パリ協定 | ベトナム商工省 | ベトナムエネルギー展望2019年版 |
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