アメリカ国立科学財団、サンゴが語る過去のエルニーニョ現象

発表日:2020.04.02

アメリカ国立科学財団(NSF)が助成し、サイエンス誌に掲載された研究によれば、過去1000年以上にわたって太平洋の赤道地域のサンゴに記録されていた情報を研究者たちが分析しており、とりわけ火山噴火に伴って太平洋の環境がいかに変化し、エルニーニョ現象の発生にどのように影響を及ぼしたかについてモデルを改良するのに役立つ可能性がある。これまでの気候モデルの研究では、大気中の硫酸塩エアロゾルを増加させる熱帯地域での火山噴火がエルニーニョ現象の増加と結びつけられることが多かったが、同研究では化石サンゴに含まれる酸素同位体の割合を調べると共に、20回を超える古代の火山噴火に伴う気候学的な記録から、火山噴火はエルニーニョ現象の強力な推進要因ではないことを確認した。この結果は、大気中に太陽光を遮断する粒子を散布することで地球温暖化を逆行させることができると提案する者にとって興味深いものとなるかもしれない。

情報源 アメリカ国立科学財団(NSF)ニュース
サイエンス誌の掲載論文
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ国立科学財団(NSF)
分野 地球環境
自然環境
キーワード 地球温暖化 | アメリカ国立科学財団 | 酸素同位体 | エルニーニョ現象 | 太陽光 | 火山噴火 | サンゴ | 熱帯地域 | 硫酸塩エアロゾル | サイエンス誌
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