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 アメリカ環境保護庁、アメリカ車の新しい燃費とCO2基準を発表

発表日:2020.04.06


  アメリカ環境保護庁(EPA)とアメリカ運輸省(DOT)は、トランプ大統領が見直しを約束していたSafer Affordable Fuel-Efficient (SAFE)車両規制の最終版を発表した。乗用車と小型トラックの燃費基準が最後に改訂されたのは2012年で、燃費基準を毎年約5%改善させていくという達成不可能なものだったが、新しい規制は2021年~2026年までの燃費基準を毎年1.5%向上させるという達成可能なレベルに留めた。2012年当時と比べると米国の周辺環境は大きく変わり、原油価格は50%以上下落し、小型車よりもSUV車が選ばれるようになったが、新車の平均価格は上昇し続け、以前の基準を満たすために必要な技術改良を加えた車は、多くの米国人家庭にとっては手の届かない価格となっていた。今回の車両規制により、最新の安全機能を搭載した新車、トラック、SUVがより手頃な価格で入手できるようになる。2029年までに製造された車によって、車両の平均寿命期間中における交通事故死亡者数を3,300人、負傷者数を397,000人削減できるようになると予測されている。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA)ニュースリリース 運輸省道路交通安全局(NHTSA)SAFE車両規則
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード アメリカ環境保護庁 | 原油価格 | アメリカ運輸省 | 小型車 | 燃費基準 | 新しい燃費 | CO2基準 | SUV車 | 車両規制 | SAFE
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