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 アメリカ、自動車燃費を2025年までに54.5mpgとする規制強化を決定

発表日:2012.08.28


  オバマ政権は、乗用車と小型トラックの2017~2025年の燃費規制を54.5マイルmpg(1ガロン当たり平均走行マイル)相当に引き上げることを最終決定した。燃費基準は段階的に引き上げられており(2011~2016年では35.5mpg)、これらにより、消費者が節約できるガソリン代は全体で1兆7000億ドルに上るほか、乗用車・小型トラックからの炭素排出量は2025年までに半減されるという。最終規制案はアメリカ環境保護庁と運輸省道路交通安全局(NHTSA)が、自動車メーカー、労働組合、消費者団体、環境団体等との協議を通じ策定した。基準値達成を目指す過程で、新技術でのイノベーションと投資が促され、競争力強化と自動車産業の雇用増大につながるほか、輸入石油への依存軽減の効果も大きいという。EPAでは、新基準達成のための様々な技術(車体軽量化、タイヤ転がり係数の低減、空気力学の改善、ディーゼルエンジンやエアコン改良等)が、既に開発され利用可能だとしている。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 環境総合
キーワード 燃費 | 自動車 | アメリカ環境保護庁 | EPA | ガソリン | 石油 | 炭素排出量 | アメリカ運輸省 | NHTSA
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