アメリカ環境保護庁(EPA)は、2013年モデルの小型車の燃費が過去最高だったとする年次報告書を発表した。これによると、2013年モデル車の平均燃費は過去最高の24.1mpgに達し、前年比で0.5mpg、2004年から5mpg増加した。また、CO2平均排出量は過去最低の1マイル当たり369gまで減少した。報告書では、各メーカーによるガソリン直噴エンジンやターボチャージャー等の高効率技術の迅速な導入が近年の燃費向上につながっていると指摘し、最も平均燃費が高く温室効果ガス(GHG)排出量の少ないのはマツダ車だったとしている。オバマ政権のプログラムは、2025年までに自動車の燃費を2倍に引き上げ、GHG排出を半減させるという基準を定めており、これにより1台当たりの燃料費を8000ドル以上削減できるとしている。プログラムの実施期間を通して、国内の燃料費は1兆7000億ドル削減され、2025年には一日当たりの石油消費量を200万バレル以上(OPECからの一日当たりの輸入量の半分に相当)削減できるという。