カナダと同国ヌナバット準州、及びグリーンランドの間で、ホッキョクグマの保護に関する初の覚書が締結された。覚書に基づき、カナダとグリーンランドでは共同委員会を設置し、狩猟が許されるホッキョクグマの頭数や、その公平な分配について勧告するとともに、ホッキョクグマに関する科学的な知識や伝統的な知恵、管理、普及啓発活動などについて調整を行う。共同委員会には、カナダの先住民族であるイヌイットの団体や野生生物の保護に関する委員会の代表も参加する。カナダのプレンティス環境大臣らとともに、覚書に調印したグリーンランドのハンセン漁業・狩猟・農業大臣は、ホッキョクグマを共有している国々の間で、捕獲の合計量が持続可能な水準を超えないよう、協力して管理する覚書に合意できた意義を強調するとともに、管理のプロセスで、科学的な知識と伝統的な知恵を活用できることの重要性を指摘した。なお、カナダには、現在、13のホッキョクグマの個体群がいるとされるが、そのうちの2つは、ヌナバット準州とグリーンランドにまたがって生息している。
情報源 | カナダ環境省 プレスリリース |
---|---|
国・地域 | カナダ |
機関 | カナダ環境省 |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 野生動物 | 覚書 | グリーンランド | カナダ | ヌナバット | ホッキョクグマ | 狩猟 | 管理 | 保護 |
関連ニュース |
|