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 国立科学財団、温暖化に伴って極端な降雨がより頻繁に発生する可能性を報告

発表日:2020.11.18


  国立科学財団(NSF)が助成した研究によると、アメリカ大陸全体で壊滅的な降雨が2079年までに3倍の頻度で発生し、激しさが20%酷くなる可能性があることが明らかになった。気候科学者たちが百年に一度の暴風雨と呼ぶこの異常な降雨は、温室効果ガス排出量が増加し続ける「高位参照シナリオ(RCP 8.5)」では、33年に一度の頻度で起きる可能性がある。研究者たちは、アメリカ大陸全体で極端な降雨が増加すると予測しているが、西海岸やハリケーンの影響を受けやすい南東部などでは、他の地域よりも相対的に増加率が高くなると予測される。なぜ極端な気象現象が通常レベルの気象現象と比べて急速に増加しつつあるのかを理解するためには、さらなる研究が必要である。米国のインフラの設計は、治水路からコンクリートを多用した都市設計に至るまで、このような極端な降雨は想定されていない。

情報源 国立科学財団(NSF)ニュース
国・地域 アメリカ
機関 国立科学財団(NSF)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 温室効果ガス | 暴風雨 | 降雨 | 国立科学財団 | アメリカ大陸 | 気象現象 | 高位参照シナリオ | 治水路 | 気候科学者 | 都市設計
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