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 国連環境計画、官民パートナーシップの取り組みが森林破壊対策の鍵を握ると紹介

発表日:2021.02.23


  国連環境計画(UNEP)は、2025年までに森林保護を行うことで毎年1ギガトン(10億トン)の排出量削減を実現するために官民共同で資金調達する取り組み「グリーン・ギガトン・チャレンジ」を紹介した。森林は排出された二酸化炭素の30%を吸収しているが、毎年世界ではポルトガルの面積に相当する700万ヘクタールの森林が失われている。1990年以降、世界の原生林の面積は8,000万ヘクタール以上減少しており、森林火災、異常気象などにより、さらに少なくとも1億ヘクタールが危機に曝されている。同活動は、森林破壊を止めるための官民の資金を投入すると共に、企業が炭素クレジットを購入することで排出量削減を行う取り組みを支援するもので、熱帯林の植え替えなど、自然を活用した解決策を利用する。UNEPはパリ協定の目標を達成するために、排出量削減のための「6つの分野別ソリューション」を策定し、気温上昇を抑制するために必要な年間29~32ギガトンの削減量を達成するためのロードマップを示している。

情報源 国連環境計画(UNEP)ニュース 「気候変動に対処するための6つの分野別ソリューション」
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境 自然環境
キーワード 二酸化炭素 | 国連環境計画 | 異常気象 | 森林破壊 | 森林火災 | 熱帯林 | 森林保護 | 排出量削減 | パリ協定 | 炭素クレジット
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