欧州環境閣僚理事会は、2009年12月22日、地球規模の生物多様性目標を2010年に設定する準備について決議を採択した。EUでは、地球の生態系、生物多様性、その他の自然資源を保全・再構築するための知見や意欲を高めたいとしており、特に生物多様性や生態系サービスに関する研究パネルの設置を重視している。今回の決議は、2010年2月にインドネシアのバリで開催される国連環境計画(UNEP)の会合や、9月の国連総会ハイレベル会合、10月の第10回生物多様性条約締約国会議における議論の共通の土台となるもの。2010年上半期にEU議長国を務めるスペインは、年初めに示される欧州委員会からの提案に基づき、新たな生物多様性目標を春にも採択する計画である。2009年下半期にEU議長国を務めたスウェーデンは、議長国期間中に生態系の経済的な価値を明確にする議論を先導することができたと評価。今後、農林水産業等生態系サービスを活用している業界に、生物多様性や持続可能な利用のための目標を設定するよう呼び掛けるとしている。
情報源 | スウェーデン環境省 プレスリリース |
---|---|
国・地域 | スウェーデン |
機関 | スウェーデン環境省 |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | EU | 生態系サービス | UNEP | COP10 | スウェーデン環境省 | 保全目標 | 自然資源 |
関連ニュース |
|