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 アメリカ海洋大気庁、オサガメの重要生息地の指定拡大を提案

発表日:2010.01.05


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)漁業局は、絶滅の危機に瀕しているオサガメの重要生息地の指定を、大西洋沿岸地域だけでなく、太平洋沿岸にも拡大するよう提案する協議文書を公表し、パブリックコメントの募集を始めた。オサガメは世界一大きなウミガメで、1970年から絶滅危惧種にリストアップされている。アメリカでは、オサガメの重要生息地として、これまで大西洋地域のみが指定されていたが、今回の協議文書では、その範囲を太平洋側のカリフォルニア州、ワシントン州、オレゴン州の沿岸にも広げ、新たに3ヶ所、18万2854平方キロメートルを指定するよう提案している。オサガメは、クラゲなどを主食とし、45年以上生きるといわれているが、その一生についてはあまり解明されていない。漁業用の網による混獲、生息地の破壊、営巣地での卵や成体の捕獲など、陸海の両方の環境でさまざまな危険にさらされている。パブリックコメントの募集は2010年3月5日まで。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 自然環境
キーワード NOAA | 絶滅危惧種 | アメリカ海洋大気庁 | 太平洋 | パブリックコメント | オサガメ | 重要生息地 | 大西洋
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