アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2015~2016年のエルニーニョ現象で海水温が上昇し、深刻なサンゴ白化現象が発生した太平洋離島海洋ナショナル・モニュメントを再調査した。アメリカで最も遠方に位置する、生産力の高い保護対象のサンゴ礁の1つであるジャーヴィス島では、2015~2016年のエルニーニョ現象の間に98%のサンゴが死滅したという。2017年4月の調査ではこの水域での回復の証拠はほとんど見られなかったが、一部の大型で長命のサンゴ個体では再生の兆候が見られたという。同モニュメント西部のハウランド島とベーカー島では、2016年の温暖化の影響は比較的軽く、サンゴ礁の死滅を示す証拠も少なかった。NOAAは、数週間後に両島のサンゴ白化現象の予報を発表する予定。深刻な白化現象を伴う熱ストレスは5月下旬までに発生し、大規模な白化現象と死滅を伴う海水温の上昇は6月中旬までに発生すると予想されている。NOAAは、同モニュメントのサンゴ礁の健全性は広範な地域にとってきわめて重要としている。
情報源 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ海洋大気庁(NOAA) |
分野 | 地球環境 自然環境 |
キーワード | NOAA | サンゴ礁 | 白化 | アメリカ海洋大気庁 | 太平洋 | 海水温 | エルニーニョ現象 | 水温上昇 |
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