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 アメリカ海洋大気庁、西部大西洋と太平洋でサンゴ白化現象の脅威が高まっていると報告

発表日:2015.07.06


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、北太平洋、太平洋赤道域、西部大西洋をまたがり海水温が極めて高くなっていることから、2015年に北半球で深刻なサンゴ白化現象が起こる恐れがあると報告した。白化現象は10月一杯続くと予想されており、広範囲にわたってサンゴが死滅し、魚介類の長期的な供給にも悪影響が及ぶ可能性があるという。4か月先までのサンゴ礁の白化の可能性を予測するNOAAの「サンゴ礁監視システム(CRW)」では、ソロモン諸島、パプアニューギニア、ナウル、フィジー、アメリカ領サモアなどの南太平洋や、イギリス領インド洋地域、モルディブなどのインド洋で白化現象が起こると予測している。特に懸念されるのは、ハワイのサンゴ礁にも深刻な被害が及ぶことだという。ハワイでは、2014年秋に1996年以来となる大規模な白化現象が発生した。サンゴ礁は回復に時間を要するため、2年連続で白化現象が起これば、回復や生存が極めて困難になる恐れがあるという。

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境 自然環境
キーワード NOAA | サンゴ礁 | 白化 | アメリカ海洋大気庁 | 太平洋 | 海水温 | 大西洋 | サンゴ
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