アメリカ航空宇宙局、温室効果ガスの大量な放出を発見する装置を開発

発表日:2021.04.16

アメリカ航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(JPL)は、非営利団体「Carbon Mapper」が利用する、宇宙からメタンと二酸化炭素(CO2)の発生源を特定して測定する装置を開発した。Carbon Mapperの初号機は2023年の打ち上げを目指しており、最先端のイメージングスペクトロメーターを用いて空気中のメタンやCO2などの分子固有のスペクトルサインを観測する。従来のイメージングスペクトロメーターは、解像度が低かったため、天然ガスのパイプラインの亀裂からの漏れなど、温室効果ガス(GHG)発生源の正確な位置を特定することが困難であった。そのため、今回開発されたイメージングスペクトロメーターで得られる高解像度画像を利用すれば、GHG排出源の特定に役立ち、数は少ないがメタンやCO2排出量の変動の大部分を占める「スーパーエミッター」の発見に貢献する。今回の取り組みは、非営利団体、大学、カリフォルニア州から構成されるコンソーシアムと共同で宇宙ミッションを行う初めての試みである。

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