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 ニュージーランド環境省、廃タイヤの屋外保管に関する新しいルールを発表

発表日:2021.05.27


  ニュージーランド環境省は、1991年に制定された資源管理法に基づく廃タイヤの屋外保管に関する新しい環境基準の成立と2021年8月20日からの施行開始を発表した。廃タイヤの屋外保管は火災が発生した場合など、環境や健康に悪影響を及ぼす可能性が懸念されているが、これまでの資源管理法においてはリスクへの対応が不十分であった。同基準によって、全国的に一貫したルールおよび地域協議会における規制の権限が与えられるようになり、適切な方法で廃タイヤが回収・保管されるようになることで、環境と健康へのリスクの低減が見込まれている。最近では、企業主導の革新的な活動において、廃タイヤを燃料として使用するセメント工場が開設され、廃棄物問題の削減、資源の再利用、年間約13,000トンの二酸化炭素排出量の削減が見込まれている。このようにニュージーランドでは、企業や産業界が環境を考慮して、資源を革新的に利用・再利用する同様のアイデアを出すことが奨励されている。

情報源 ニュージーランド環境省ニュース
国・地域 ニュージーランド
機関 ニュージーランド環境省
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 廃棄物 | セメント工場 | 廃タイヤ | ニュージーランド | ニュージーランド環境省 | 屋外保管 | 廃タイヤを燃料
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