フィンランド環境研究所(SYKE)は、2020年におけるフィンランドの地方自治体からの温室効果ガス(GHG)排出量が前年比で7.4%減少したと報じた。フィンランドの地方自治体におけるGHGの主な排出源は道路交通(26%)、農業(20%)、地域暖房(15%)、電力使用(11%)であり、そのうち最も大きく減少したのは電力使用による排出であった。この減少は化石燃料から風力発電への切り替えや、温暖な年であったことによるものである。また、住人1人あたりの排出量はすべての地域で前年より減少したが、その内訳や推移は地域により差があった。排出量の算出を行った専門家は、排出量削減の一部はCOVID-19の影響であると推測され、直接的な影響を示すことはできないが、電力使用、水運、産業からの排出量の推移における例外的な状況の影響を導き出すことは可能であると述べた。
情報源 | フィンランド環境研究所(SYKE)プレスリリース |
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国・地域 | フィンランド |
機関 | フィンランド環境研究所(SYKE) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 風力発電 | 温室効果ガス | 暖房 | 農業 | 電力 | 地方自治体 | フィンランド | フィンランド環境研究所 | 道路交通 | COVID-19 |
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