アメリカの科学者等、水質汚染と気候変動の原因となる亜酸化窒素の排出抑制方法を開発

発表日:2012.07.18

アメリカ国立科学財団(NSF)の長期生態学研究区域(LTER)の研究者等は、農作物の収量に影響を及ぼすことなく合成窒素肥料の使用量を削減する「亜酸化窒素削減法」を開発した。窒素肥料は収量を維持するために不可欠だが、気候変動の原因とされる温室効果ガスの亜酸化窒素の主要因となるほか、地下水や河川を汚染するなど、過剰施肥によって環境や健康に大きな影響を及ぼしている。農家はさまざまな対策を講じているが、コスト面など負担は大きく、環境への放出削減は難しい。今回発表された方法は、NSF LTERでの長期間にわたる研究によって開発されたもので、肥料の使用量を減らして利用効率を高め、亜酸化窒素の環境への排出を抑制するという。農家にとっては、肥料代節約に加え、窒素肥料の使用削減に伴い炭素クレジットを獲得し、炭素市場で取引できるという経済インセンティブが得られる。また土地の管理強化のツールにもなるという。この手法は、ミシガン州の農家での実証試験に成功しており、炭素市場のクレジット基準による認証も受けたという。

情報源 アメリカ国立科学財団(NSF) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ国立科学財団(NSF)
分野 地球環境
自然環境
キーワード 気候変動 | 温室効果ガス | アメリカ国立科学財団 | NSF | 農業 | 肥料 | N2O | 亜酸化窒素 | 排出抑制 | 水質汚染
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