カナダ環境・気候変動省(ECCC)は、アメリカ環境保護庁(EPA)と、五大湖水質協定調印50周年を記念して、共同声明を発表した。50年前、両国は地球上で最大の淡水システムの一つである五大湖の水質の著しい悪化に対応して、五大湖の回復と保護のために緊密に協力することを確認した。今回の共同声明により、両国は同協定の下、地方政府、産業界、非政府組織、一般市民などが、現在と将来の世代のために、健全で持続可能な五大湖の生態系の実現に向けて協力することを約束した。同協定は他の環境プログラムと連携し、五大湖の水質改善と保護に多大な効果を上げてきた。例えば、魚や野生生物に有害な物質の劇的な削減を実現し、中には90%以上削減したものもある。また、国境の両側で荒廃した地域を修復し、ハクトウワシやレイクトラウトなどの重要な種が五大湖地域に戻ってくるような施策を実施している。両国は2022年9月にカナダで開催される「五大湖パブリックフォーラム」で、今後50年間の五大湖の保護について議論する予定である。
情報源 | カナダ環境・気候変動省(ECCC)ニュース |
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国・地域 | カナダ |
機関 | カナダ環境・気候変動省(ECCC) |
分野 | 水・土壌環境 |
キーワード | 生態系 | 水質 | アメリカ環境保護庁 | 五大湖 | 水質改善 | 共同声明 | カナダ環境・気候変動省 | 淡水システム | ハクトウワシ | レイクトラウト |
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