フィンランド環境研究所(SYKE)は、同国によるコロンビアの水質管理における支援内容を紹介した。同国のプロジェクトによりコロンビアの河川に初の連続水質監視装置が設置され、コロンビアの水文気象環境研究所(IDEAM)に引き渡された。この装置は水温、酸素含有量、pH、総溶解固形物などを測定するもので、SYKEの専門家は装置のメンテナンスとデータの解釈について指導している。また、IDEAMの専門家は研修のためフィンランドを訪れ、SYKEにおいて施設の機能などの説明を受け、ドローンなどを使った水質・水量測定の実演を見学し、さらに、同国の下水処理場を見学した。コロンビアは近隣諸国と河川流域を共有しているため、国連欧州経済委員会(UNECE)の境界水域における協定と関連する活動についても議論された。研修に参加したIDEAMの専門家は、フィンランドの水を大切にする文化を関係者、大学、市民にも伝え、他の団体に水質監視の指導を実施する意向である。
情報源 | フィンランド環境研究所(SYKE) ニュース |
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国・地域 | フィンランド |
機関 | フィンランド環境研究所(SYKE) |
分野 | 水・土壌環境 |
キーワード | 下水処理 | 水温 | pH | 水質管理 | コロンビア | フィンランド環境研究所 | ドローン | 連続水質監視装置 | IDEAM | 酸素含有量 |
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