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 アメリカ国立科学財団、自動運転車のコンピュータによる温室効果ガス大量排出を報告

発表日:2023.03.01


  アメリカ国立科学財団(NSF)は、将来、自動運転車に搭載されるコンピュータに必要なエネルギーが、世界の二酸化炭素排出量を大きく増加させる可能性があるとの研究結果を発表した。同財団が支援した同研究により、世界各地の10億台の自動運転車が、それぞれ消費電力840ワットのコンピュータを搭載して1日1時間走行した場合のエネルギー消費量を算出した結果、世界のデータセンターによる排出量と同程度の温室効果ガス(GHG)を発生させる可能性があることが判明した。同排出量は世界のGHG排出量の約0.3%、アルゼンチンの年間生成量に匹敵する。同研究結果は、コンピューティング関連の排出量を抑制するためには、ハードウェアの効率化を急速に進める必要があることを示した。自動運転車のエネルギー消費は、バッテリーを長持ちさせることだけではなく、持続可能な社会の実現を考慮することが重要である。

情報源 アメリカ国立科学財団(NSF) ニュース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ国立科学財団(NSF)
分野 地球環境
キーワード 温室効果ガス | アメリカ国立科学財団 | バッテリー | データセンター | 二酸化炭素排出量 | エネルギー消費量 | 自動運転 | CO2増加 | ハードウェア
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