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 温室効果ガスの70%削減で、地球温暖化の脅威は小さくできる

発表日:2009.04.14


  米国国立大気研究センター(NCAR)のワシントン氏らが、21世紀に温室効果ガス排出量を70%削減すれば、地球温暖化の脅威を大幅に削減できるという研究成果を「Geophysical Research Letters」誌に発表する。スーパーコンピュータのシミュレーションで、(1)何もしないシナリオと、(2)CO2排出量を大幅に削減するシナリオ(米国気候変動科学プログラムが達成可能な目標として示した、21世紀末に大気中のCO2濃度450ppmとするケース)を比較したところ、(1)では、2100年までにCO2濃度は750ppmに達し、気温も今より2.2℃上昇するが、(2)では上昇が0.6℃に留まることが分かった。海水の膨張による海面上昇も、(1)では22cm、(2)では14cmとなり、また、夏期の北極の氷も2100年までに(1)では2/3以上縮小し、融解し続けるのに対し、(2)では1/4程度の縮小で、安定化する。また(2)では、気候システムは2100年までに安定化し、温暖化は継続しないと予測された。

情報源 アメリカ国立科学財団(NSF) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ国立科学財団(NSF)
分野 地球環境
キーワード CO2 | 地球温暖化 | 温室効果ガス | アメリカ国立科学財団 | NSF | NCAR | 国立大気研究センター | スーパーコンピュータ | シミュレーション | 海面上昇
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