イギリス環境・食糧・農村地域省は、2010年4月15日、イングランドの地域別野鳥類個体数指標を発表した。この指標はイギリスの持続可能な開発の進捗を監視する指標のひとつで、イングランド8地域の農地系の野鳥、森林系の野鳥を含む在来種の野鳥全種を対象とするもので、今回は2008年までのデータを加えて指標の更新が行われた。これによると、1994~2008年の期間に、農地系の野鳥指標の数値は5地域で10%以上減少し、イングランド全体では11%減少した。また森林系の野鳥指標は4地域で10%以上増加したが、2地域で10%以上減少し、イングランド全体では6%の減少となった。同期間に、在来種の野鳥全体の個体数指標は3地域で10%以上増加し、イングランド全体では3%の増加となっている。この指標は主として英国鳥類学協会(BTO)による繁殖鳥類調査(BBS)の年次データを基にしており、農村地方における野生生物全般の状況を理解するのに役立つ。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省 プレスリリース(PDF) |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省 |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 森林 | 野生生物 | 野鳥 | 農地 | 繁殖 | 農村 | 指標 | イギリス環境・食糧・農村地域省 | 個体数 | イングランド |
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