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 欧州化学物質庁、高懸念物質リストの候補に14物質を追加

発表日:2010.01.13


  欧州化学物資庁(ECHA)は、EUのREACH規則に基づき、14種類の化学物質を「高懸念物質(SVHC)」の候補リストに追加した。最終的にREACH規則の認可が求められるようになるかは、後ほど判断される。今回、候補リストに掲載された物質は、難分解性・生物蓄積性・毒性物質(PBT)で発がん性があるとされたアントラセンオイルやコールタールピッチ、発がん性があるとされたアルミノシリケート耐火性セラミックファイバー、発がん性・生殖毒性があるとされたクロム酸鉛やフタル酸ジイソブチル等。2009年12月にECHA加盟国委員会が勧告した15種類の物質のうち、アクリルアミドを除く14種類が掲載された。なお、候補リストへの掲載に伴い、企業は一定の法的義務を負う可能性がある。EUおよび欧州経済領域で候補リストに掲載された化学物質を0.1%以上含む物品を供給する事業者は、顧客に対して安全性に関する情報を提供するとともに、消費者からの求めに応じて、情報を提供すること等が求められる。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース 欧州化学物質庁(ECHA) 候補リスト
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH | 高懸念物質 | 発がん性 | 生殖毒性 | 難分解性 | 生物蓄積性 | SVHC | 毒性物質
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