欧州化学物質庁(ECHA)は、REACH規則に基づく認可対象の候補となる高懸念物質(SVHC)として新たに提案された54物質について意見募集を開始した。このうち44物質が、発がん性、変異原性、または生殖毒性(CMR)を有する物質として提案されている。また5物質が、難分解性・生体蓄積性・毒性(PBT)や高難分解性・高生体蓄積性(vPvB)を有する物質として、残り5物質は、その呼吸器感作性や内分泌攪乱性が人間の健康や環境に「同等の懸念」を生じる物質として提案された。ECHA加盟国委員会は、寄せられた意見を勘案し、今回提案された各物質をSVHCとして特定するかを決定する。ただし、CMRについては、CLP規則の附属書Ⅵに調和化された分類が掲載されている場合、そのCMRに関する意見は勘案しない。またECHAは、物質の使用状況に関する情報や、より安全な代替物質や技術、サプライチェーンの仕組に関する情報も歓迎するとし、認可対象物質リストへの掲載を勧告する際に役立てるという。
情報源 | 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州化学物質庁(ECHA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 欧州化学物質庁 | ECHA | REACH | 高懸念物質 | 生殖毒性 | 難分解性 | PBT | SVHC | CLP規則 | 生体蓄積性 |
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