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 温室効果ガス算定の新国際基準、世界17ヶ国62社が実地テスト完了

発表日:2010.08.17


  温室効果ガス(GHG)排出量算定のために開発された新国際基準について、世界17ヶ国62企業が実地テストを行い、この基準の有用性についての意見をGHGインベントリ報告書とともに提出した。新基準は、「製品ライフサイクル排出量の算定報告基準」および「スコープ3(企業のバリューチェーン)排出量の算定報告基準」と呼ばれるもので、それぞれ個々の製品のライフサイクルにわたる排出量、及び企業のバリューチェーン全体の排出量の算定方法として、世界資源研究所(WRI)と「持続可能な発展のための世界経済人会議」(WBCSD)が開発した。参加企業の意見は、新基準が特にGHG削減機会の特定や削減努力の優先順位付け、サプライヤー参加によるサプライチェーン内のGHG管理などに有用であるとの評価で一致した。また、サプライチェーン内の排出に関連するリスクと機会の把握、競争力の獲得や製品の差別化、GHG報告における信頼性と透明性の向上にも役立つとしている。今後、実地テストの結果をもとに専門家らが修正を行い、2011年3月には両基準の最終版が発表される予定。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 地球環境
キーワード ライフサイクル | 温室効果ガス | 世界資源研究所 | WRI | 基準 | インベントリ | サプライチェーン | 持続可能な発展のための世界経済人会議 | WBCSD | 算定
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