欧州委員会は、環境に配慮した都市計画により生活の質を向上させたとして、スペイン北部のビトリア・ガステイスとフランスのナントの両市に欧州グリーン首都賞を授与した。2010年に始まったこの賞は、選考委員会が11の環境指標に基づいて候補都市を評価。環境基準の達成度や持続可能な開発への取り組み、他の都市へのモデル性や実践事例の普及可能性等を考慮して決定する。ビトリア・ガステイスは、中心部の周囲にグリーンベルトという半自然地帯を整備。生物多様性・生態系サービスの保全・向上に努めたほか、家庭での水消費一人1日100ℓ以下を目指す持続可能な水消費への取り組みが評価された。またナントは、市内を流れる2本の川を含む持続可能な水管理プログラムと、自然や動植物の保全を実施。さらに、長年取り組んできた公共輸送や自転車、路面電車を活用した総合的で持続可能な交通政策が、大気汚染やCO2削減につながっていると評価された。
情報源 | 欧州連合(EU) プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州連合(EU) |
分野 | 地球環境 自然環境 環境総合 |
キーワード | 生物多様性 | 持続可能 | EU | 水利用 | 都市計画 | 交通政策 | ナント | ビトリア・ガステイス | グリーンベルト | 欧州グリーン首都 |
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