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 アメリカ環境保護庁、メキシコ湾原油流出事故でのダイオキシン濃度は、懸念すべきレベルには達せずと報告

発表日:2010.11.12


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、メキシコ湾における英国BP社の油井からの原油流出事故で、流出原油の拡大阻止のために実施された燃焼処理により発生したダイオキシンの濃度は、懸念すべきレベルにはないとする報告2件を発表した。燃焼処理は411回行われ、うち410回について燃焼原油量が計測されており、焼却総量は22万2000バレルから31万3000バレルと推計される。EPAは燃焼地点でサンプリングを行い、ダイオキシン生成の有無とそのリスクの判定を行った。2件の報告のうち1つは、ダイオキシンは発生したが、その量は住宅用薪ストーブや山火事と同程度であるとし、2つ目は、ダイオキシン被曝あるいは吸引、魚介類からの摂取によるガン発症リスクの増加は、EPAの懸念レベルである100万人に1人より少ないとしている。油井は2010年7月15日に封鎖され、最後の焼却処理は2010年7月19日であった。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質 大気環境
キーワード ダイオキシン | アメリカ環境保護庁 | EPA | メキシコ湾 | 発がん性 | 健康リスク | 燃焼処理 | 原油流出
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