アメリカの環境保護庁(EPA)と農務省食品安全検査局は、食品や水中の微生物リスクに関する初の評価指針を発表した。病原微生物が食品や水を通じて体に入ると、急性・慢性の胃腸系疾病の原因となるおそれがあり、深刻な場合は早死に至ることもある。これまで、化学物質については、食品や水、環境に関連したリスク評価が数十年にわたって行われてきたが、微生物に関しては、今回初めて包括的な指針が作成された。EPAは、この指針は包括的でありながら評価実施のための具体的で詳しい情報を提供しており、食品や水中の病原微生物による健康リスクの特定をしやすくするとしている。また、指針が示されたことで、各種実施機関がより一貫性のある評価を行うことも可能となり、健康リスクの軽減につながるという。EPAは、この指針が、微生物リスク評価の質や一貫性、収集される情報の質、あるいは連邦政府機関のリスク評価の透明性を高めることに大きく貢献するとし、この成功をもとに、さらに技術的な専門知識を集結させ国民の健康を守る取組を進めるとしている。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 化学物質 | 微生物 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 水環境 | アメリカ農務省 | 健康リスク | 食品 | 指針 | リスク評価 |
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