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 アメリカ環境保護庁、スーパーファンドの全国優先リストに5か所を追加、新たに3カ所の追加も提案

発表日:2014.09.15


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、スーパーファンド法(CERCLA)に基づき、人の健康と環境にリスクのある有害廃棄物汚染区域の全国浄化優先リスト(NPL)に、新たに5か所を追加、さらに3か所の追加を提案すると発表した。スーパーファンド・プログラムは、有害廃棄物(鉛、ヒ素、PCB等)汚染により、管理が困難、あるいは放棄された汚染区域を、EPAが調査、浄化し、生産的な資源として地域に戻す連邦プログラムで、1980年に連邦議会が創設した。最近の研究で、同プログラムによる、地区周辺の先天異常発生率の減少や、資産価値の上昇が報告されている。今回発表されたバーモント州のコンデンサ製造跡地、ルイジアナ州の船舶清掃・修理跡地など5か所と、アラバマ州の住宅土壌汚染地など候補地3か所は、汚染の種類や規模は異なるが、いずれも他の汚染区域と同様、EPAは汚染責任者(企業や人)を特定して汚染除去作業の実施や費用負担を求め、責任当事者が不明な場合は浄化開始前にEPAが全面的な調査を行うとしている。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 ごみ・リサイクル 健康・化学物質 水・土壌環境
キーワード 化学物質 | 土壌汚染 | アメリカ環境保護庁 | EPA | 環境リスク | スーパーファンド法 | 健康リスク | 有害廃棄物 | 優先リスト
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