欧州化学物質庁(ECHA)は、改正飲料水指令が発効したことを発表した。同指令は、人々を保護し、水へのアクセスを改善し、産業界の統一的な安全基準を確保することを目的としており、同庁は水源から蛇口までの間で飲料水に接する材料の製造のために、安全に使用できる化学物質のリストを作成することで欧州委員会(EC)を支援する。ECは2025年までにこれらのリストを採択する予定で、採択後、リストの全項目は15年以内に見直される。最初に作られるリストは、各国の既存のリストに基づいて作成され、さまざまな種類の材料に関して約1,500種類の化学物質をカバーする。ECは有害性とリスク評価の妥当性に基づいて、見直しの対象となる物質に優先順位をつける。これにより、欧州連合(EU)全体の飲料水の品質が向上し、飲料水ネットワークや水道に使われる材料を製造する企業に、EU市場での公平な競争の場を提供する。EU加盟国は、2年以内に同指令を国内法に反映することになる。
情報源 | 欧州化学物質庁(ECHA)ニュース |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州化学物質庁(ECHA) |
分野 | 健康・化学物質 |
キーワード | 化学物質 | EU | 欧州化学物質庁 | REACH | 高懸念物質 | 六価クロム | 発がんリスク | 労働安全衛生法 | 継続使用リスク | 内分泌かく乱化学物質 |
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