ドイツの環境問題専門家委員会(SRU)は、ドイツ連邦環境省のレトゲン大臣に対し、2050年までに同国内の電力を100%再生可能エネルギーで供給することは可能とする特別提言書「再生可能エネルギーによる電力供給100%への道」を提出した。提言書は、そのための複数のシナリオを示し、そのうちドイツ国内での再生可能エネルギーの拡大、デンマーク及びノルウェーとの電力網の連結、北アフリカとヨーロッパの電力網の連結について詳細な研究を行っている。また、100%の供給を実現するために、再生可能エネルギーそのものの拡大の他に、エネルギー効率の改善、電力網容量および蓄電容量の拡大が重要であるとの指摘も行った。レトゲン大臣は、「提言書により、2050年までに電力供給の80%を再生可能エネルギーでまかなうとする連邦政府目標は、達成可能であることが示された」と述べた。SRUは、連邦政府の学術諮問機関であり、4年に1度、包括的な提言書を作成するほか、個々の問題に関する特別提言書や環境政策に関する意見表明を行っている。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMU) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMU) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | ドイツ連邦環境省 | BMU | エネルギー効率 | 蓄電 | 電力網 | 環境問題 | 電力供給 | 専門家 | 政府目標 |
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