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 アメリカ海洋大気庁、海洋温度差発電(OTEC)の商業化に向け、ウェブサイトを開設

発表日:2011.02.10


  アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、海洋温度差発電(OTEC)に関する技術、環境影響、ライセンス等の情報をまとめたウェブサイトを開設した。このサイトでは、行政、研究機関、NGO、私企業が参加して商業規模のOTECの技術と環境面の課題を検討するワークショップの開催についても周知する。OTECは、深層の冷海水と表層の温海水の温度差を利用してタービンを回転させ発電する。水素や飲料水に適した淡水の生産、深層海水を利用する水産養殖や冷熱利用の冷房など複合利用の可能性もある。「1980年海洋温度差発電法」により、OTECの商業的操業の許認可権はNOAAにあるが、現在、商業的操業を行う施設はなくライセンス申請もない。しかし、再生可能エネルギー開発意欲の高まりからOTECに対する研究開発投資は増加しており、今後、パイロット事業認可申請の増加も予測される。ウェブサイトのURLは次の通り。http://coastalmanagement.noaa.gov/programs/otec.html

情報源 アメリカ海洋大気庁(NOAA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ海洋大気庁(NOAA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | NOAA | 商業化 | 環境技術 | アメリカ海洋大気庁 | 環境影響 | ライセンス | 深層水 | 海洋温度差発電 | OTEC
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