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 持続可能なバイオ燃料のための円卓会議、バイオ燃料の認証制度を創設

発表日:2011.03.24


  バイオ燃料にかかわる利害関係者で実施する「持続可能なバイオ燃料のための円卓会議」(RSB)が、地球規模のバイオ燃料認証制度を創設した。この制度は、持続可能な方法で製造されたバイオ燃料に認証を与えるもので、その製造が多様な生態系と炭素貯蔵庫を保護し、化石燃料に比べて温室効果ガス排出量を大幅に低減し、社会的課題に応え農村開発を支援する等の要素が重視される。森林管理協議会(FSC)や海洋管理協議会(MSC)等、認証制度によって責任ある管理体制に基づいた生産物に市場での付加価値を与えた例があり、RSBも同様の効果を発揮することが期待される。国連環境計画(UNEP)をはじめとする100以上の国際環境機関はこの制度を支持し、原則・基準の作成や認証制度の設計に参加した。UNEPは、利害関係者が参画するRSBプロセスがこの制度の信頼性と価値を高めたとして、RSB認証バイオ燃料の製造・購入を推奨するとともに、規制当局がこの制度の価値を認識し、この基準に準拠する企業が有利になるようなインセンティブを設けるよう呼びかけている。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 地球環境
キーワード バイオ燃料 | 温室効果ガス | バイオマス | 国連環境計画 | UNEP | 認証制度 | 円卓会議 | RSB | 森林管理協議会 | 海洋管理協議会
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