カナダの研究チーム、カナダ沿岸先住民の漁獲量は2050年までにほぼ半減と推定

発表日:2016.01.14

カナダのブリティッシュコロンビア大学等による国際研究チームは、気候変動によりカナダの先住民ファーストネーションの漁獲量が2050年までに最大49%減少するおそれがあるとする研究結果を発表した。研究では、2000~2050年の間に、伝統的な知識や収入の維持のために重要な魚介98種に気候変動がどのように影響するかをモデル化。2050年の太平洋北東部において、温室効果ガスの排出量が少なく海面温度の上昇が0.5℃の場合と、排出量が多く温度上昇が1℃の場合とについて、水温や酸素濃度などの海の条件の変化がこうした種の生息に及ぼす影響を調べた。その結果、どちらの場合もすべての種が現在の生息地を離れ、水温の低いほうへ移動することが予測されたという。ファーストネーションは通常、漁場を昔ながらの海域に制限されているため、こうした魚介分布の変化は沿岸先住民の漁獲量に重大な影響を及ぼす。重要な魚種であるニシンやサケの漁獲も減るおそれが大きく、経済損失は控えめにみても2050年までに年額670万~1200万カナダドルに及ぶとみられる。

情報源 国連環境計画 世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画 世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)
分野 地球環境
自然環境
キーワード 気候変動 | 温室効果ガス | 国連環境計画 | UNEP | カナダ | 海面温度 | 先住民 | 漁獲 | 世界自然保全モニタリングセンター | WCMC
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