自然環境保全欧州センター(ECNC)は、企業が生物多様性保全のために実践した取組を自己評価し、外部からも認証を受けるための独自ツール「欧州生物多様性基準」(EBS)を公表した。生物多様性に配慮した企業運営は、欧州のみならず世界で関心が高まっているが、実際の取組方法の難しさから、環境マネジメントシステムを採用しても、生物多様性を軽視、または無視している場合が多い。そこでECNCでは、生物多様性分野での豊富な知見を生かし、生物多様性問題への企業の取組を支援するツールとしてEBSを策定。このツールは簡単な2段階プロセスからなっており、まず企業は生物多様性に関する取組を自己評価し、基準を満たしていると判断すれば、完全認証取得のため外部評価を申請できる。認証が得られれば、生物多様性への取組を示す証として内外に発表することができ、EBSのロゴも使用できる。なお、EBSは、ECNCと、生物多様性評価で長年の実績のあるMiddlemarch Environmental Ltdとの協力により策定・管理されている。
情報源 | 自然環境保全欧州センター プレスリリース |
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国・地域 | EU |
機関 | 自然環境保全欧州センター |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | 認証 | 企業 | 自然環境保全欧州センター | ECNC | 評価 | 環境マネジメントシステム | 欧州生物多様性基準 | EBS |
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