イギリスの「テントウムシ調査」チーム(自然環境研究会議や大学で構成)は、庭や野山でテントウムシを探し、その数や写真を報告するボランティアを募っている。夏休みは、テントウムシが多く見られる時季であり、またテントウムシは見つけやすく特別な装備や訓練を必要としないため、テントウムシ探しは家族での野外活動に絶好である。集まった情報は、詳細なテントウムシ地図の作成に利用されるほか、新種の侵入等の環境変化による生物多様性への影響評価にも活用される。イギリスには在来種のナナホシやジュウイチホシをはじめ47種のテントウムシがおり、主としてアブラムシ等の害虫を捕食する。しかし、2003年に侵入が確認され、今ではイギリス各地に広がった侵入種のナミテントウは、他のテントウムシの幼虫など害虫以外の昆虫も捕食することが問題になっている。チームではその分布状況の記録に特に関心を寄せており、「イギリス全国各地のデータが必要」として国民の協力を求めている。
情報源 | イギリス自然環境研究会議(NERC) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス自然環境研究会議(NERC) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | イギリス自然環境研究会議 | NERC | 市民参加 | 地図 | 在来種 | 写真 | 侵入種 | 害虫 | テントウムシ |
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